FTCJ ってどんな団体?

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)のはじまり

1997年、一般企業退職後に渡米し、カリフォルニア州にあるNGOでインターン をしていた当時25 歳だった私、中島早苗(現代表理事)は、ある時、フリー ・ザ・チルドレン(以下FTC)という国際協力団体を若干12 歳で設立したカナダ 人の「クレイグ・キールバーガ ー」少年についての記事を雑誌で読み、大きな 衝撃を受けました。と、同時に「国際協力に取り組むなんて、子どもに本当に できるの?!」という疑問が浮かびました。

しかし、記事を読み進めるうちに、この問題に真剣に取組むクレイグやその仲 間の姿に感銘を受け、同時に強制労働から子どもを守るために、おとなの自分 も何かアクションを起こしたいという気持ちが芽生え、応援メールを カナダ のFTC 宛に送信しました。

すると、数日後に返事がカナダから届き、「日本の方からのご連絡は初めてで す!いつか日本の子どもにも活動の輪が広がることを願っています。」という もので、このメールを受け取り「 いつか、日本の子どもたちもこうした社会 問題に主体的に関るようになる日本社会になればいいな」と、他人事として捕 らえていました。

中島早苗

FTCJ創設者 中島早苗

しかし、帰国後に子どもの権利擁護の活動に関わり、NGO などで働くようなる と、ふと再びFTC のことを思い出しました。FTCを設立したクレイグは、国連 で採択された「子どもの権利条約」の存在を知り、謳われている内容が自分た ちの活動や理念の精神的なバッ クボーンになっていることに気づくようになっ たといいます。

FTC の活動を日本に紹介すること で、日本の子どもが子どもの権利を知り、 権利を奪われている世界の同世代の存在に気づき、考え、その現状を変えよう と社会に声をあげ、世界を動かしていく-。 そんな環境が 作れれば日本から世界をより良いものにできるのではないか、 とわくわくと考えるようになり、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ) を紹介するかたちで1999 年に設立しました。

1999 年の設立以来、徐々に活動の輪が全国に広がり、現在は300 人程いる子 どもメンバーとともに、’Kids can!’(子どもだからこそできるんだ!)を合 言葉に活動に取組む毎日です。

具体的には、フ ィリピン、インド、モンゴルの子どもへの教育支援を行った り、子どもをめぐる問題を伝えたり、政策提言活動に取組んだりしています。 まだほんの一歩を踏み出したばかりの小さな団体ですが、たくさんのメンバー やボランティアさんに支えられながら、多くの方々と繋がっていきたいと思 いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いい たします。

キャンプ
夏キャンプの様子(2004年)

アドボカシー
児童労働ネットワークで集めた署名を、
小宮山厚 生労働副大臣に渡す子どもメンバー(2010年)