●●●「子どもによって行われている仕事」

「子どもによって行われている仕事」
と、ひとくちにいっても子どもの成長の助けとなるような有益な仕事もあり、18歳未満のこどもによる仕事がすべて児童労働とされるわけではありません。それぞれの年齢や成長度に見合った仕事をすることによって子どもたちは責任感を養い、技術を身につけ、家族や自分自身の生活の糧を得、自分たちの国の経済に貢献しています。


●●●児童労働はどのようなもの?

■「児童労働」とは、子どもによる容認しがたい形態をとる仕事のことです。

それは以下のような、子どもを危険にさらし、搾取するもののことです。

  人間としての基本的な権利を阻害する仕事
  危険な仕事、大人に脅かされ強制される仕事、子どもの体力を消耗させたり肉体にダメージを与えるような仕事や、反抗できない子どもたちを悪用するような仕事
  子どもの健全な成長を妨げる仕事、貴重な子ども時代を奪ってしまう仕事
  子どもが学校に行ったり、将来必要となる基礎的な技能や知識を学ぶ機会を奪う仕事



■「最悪の形態の児童労働」は、児童労働の中でも、特に子どもたちが非常に危険な状態に置かれている場合の以下のような仕事の事をいい、ただちに廃止されるべきだとされるものです。

  @   債務奴隷(借金をお金で返す代わりに子どもを働かせること)や子どもを強制的に武力紛争に兵士として参加させるなどまるで奴隷のように働かされる仕事
  A   売春ポルノ制作に子どもを使用すること。
  B   麻薬を作ったり売ったりするような不正な活動に子どもを使うこと
  C   子どもの心と身体の健康と安全が守られないような危険・有害な仕事



●●●
統計

■世界の働く子ども(5〜17歳)
          3億5200万人

■このうち児童労働
          2億4600万人

■このうちフルタイムで働く5歳から14歳の子ども
          1億8700万人          

■家族のために無償で家事労働をしている子ども
         1億5000万人〜2億人(ほとんどは女の子)
  
       全体の児童労働の数は多少減少していますが、
       14歳以下の低年齢の子どもの数は6700万人も
       増えています。           (2002年5月ILO統計)
 
■働く子どもの分布(地域別)
         アジア太平洋地域   60%( 1億2,700万人)
         サハラ以南アフリカ諸国 23%(4,800万人)
         中南米・カリブ諸国     8%( 1,740万人)
         中東・北アフリカ地域    6%( 1,340万人)

児童労働に携わる子どもの大多数が発展途上国にいるのは事実ですが、働く子どもの1%に相当する約250万人が先進国に住み、240万人が移行経済諸国にいるとします。

■児童労働の分野(仕事の種類)
       農業・漁業・狩猟・林業      70%
       製造業・販売業・ホテル業・飲食業 8%
       サービス・家事労働          7%
       運輸・通信・倉庫            4%
       建設・鉱業・砕石業           3%

ココア、コーヒー、綿、ゴム、紅茶、その他「国際市場と関わりのある商品」を産する商業農業はしばしばかなりの割合が児童労働によってまかなわれています。

ブラジル、ケニア、メキシコにおけるILOの調査研究では、各種商品の生産に従事する労働力全体の25〜30%が15歳未満の子どもであることが示されています。 

                           (参考:ILO資料)

         
 

Copyright (C) 2002-2005 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
ftcj_school@yahoo.co.jp