子ども・若者の力を育てる国際協力NGO フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
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水と衛生


清潔な水は、決してぜいたく品ではありません
――それは生きるための基本的人権です。

フリー・ザ・チルドレンは、必要なコミュニティーに対し、清潔な水と衛生的な環境設備を提供します。私たちはまた、基本的な衛生活動と汚れた水が原因で起こる病気の予防に関する地域の人々の教育を推進するために、コミュニティーのメンバーとともに働いています。

これは病気の拡大を防ぐだけではありません。子どもたち(特に女の子)を水汲み作業から解放し、学校に通わせることを可能にします。

なぜ?

世界中の発展途上国において、飲み水や料理で使う水の水源は、同時に人間や動物のゴミ捨て場にもなっていることが多くあります。人々の住んでいる場所から遠く離れているこれらの水源はバクテリアが多く、汚染されています。

そのため、発展途上国での病気の80%は水や下水システムが原因で起こっている、ということには何の不思議もありません。

さらに、これらの悪臭を放つ不潔な水源はしばしばコミュニティーから何キロも離れたところにあり、女性や子どもは水汲みという大変な仕事をしなければなりません。

清潔で持続可能な水源がない限り、子どもたちは病気になってしまったり、学校に通えない可能性があります。そして、貧困の悪循環は続いていくのです。

知っていましたか?

  • 世界で7億8000万人もの人が安全な水を手に入れることができません。
  • 世界で25億人の人が衛生的な環境設備を利用できていません。
  • 世界で5歳以下で死んでしまう子どもの4分の1は水に関連する病気によるものです。
  • 世界で3000人以上の子どもが下痢によって亡くなっています。下痢のうち88%は不潔な水、非衛生な環境、貧弱な衛生環境によるものです。
  • 学校に行く年齢のアフリカに住む女の子の10人に1人が思春期になると学校に行かなくなります。というのも、学校には清潔な個人用のトイレがないからです。
  • フリー・ザ・チルドレンが活動する多くの地域は乾燥気候に属しており、砂漠化、気候パターンの変動、地球温暖化などの問題に悩まされています。

計画

フリー・ザ・チルドレンは環境や機会だけでなく、悪しき習慣の改善や変革を目指しています。最終的にはコミュニティーの状況を変え、結果的に息長く効果的で、実りの多い発展につなげます。

初めに、清潔な水源と衛生的な環境設備を利用できるようにし、次に健康的な生活ができる習慣や清潔な水を使えるようにするプログラムを実施します。

1.アクセスの改善

期待される成果:地域の人々ががきれいな水と衛生設備にアクセスすることができる。

2.水、衛生に対する意識、習慣の変化

期待される効果:地域の人々が水や衛生設備のの適切な使用方法を身につける。

3.現状の変化

期待される成果:水から起こる病気が減る。

これらのことを実践し続けることで、コミュニティーの中で長期的な変化が起こり始めています。そして、最終的に感染症や病気が減少しています。

私たちの水・衛生プロジェクトは以下のことを行います。

  • 手動式ポンプシステムの提供
  • 井戸の掘削
  • 清潔な水の学校やコミュニティーへの輸送
  • 清潔な水に関する教育と衛生的な環境整備
  • 手洗い場や簡易トイレの設置

水・衛生の活動レポート!

⇒ 手動式ポンプ、井戸の設置、手洗い場やトイレの設置
⇒ 子どもや住民へのセミナー

私たちのプログラムは永続的な効果をもたらしている、と評価されました。

2011年、Mission Measurementという社会変革を行っている事業評価をしている団体によって、フリー・ザ・チルドレンの自立支援プログラムの評価が発表されました。評価は、全体的な効果、持続可能性、費用対効果この3つの項目が満たして実施されている、という内容でした。今後も、フリー・ザ・チルドレンは、全体的な効果、持続可能性、費用対効果に重点を置き、プログラムを運営していきます。

フリー・ザ・チルドレンが清潔な水と衛生的な環境設備に関するプロジェクトをはじめてから:

  • 100万もの人に、清潔な水や健康管理や衛生的な環境設備を提供しています。

支援を受けた子どもの声:マチルダさん(シエラレオネ)

シエラレオネに住む多くの少女と同じく、15歳のマチルダ・ユスフさんは両親と3人の姉妹の家族のために毎日、水を汲みにいかなければなりませんでした。

フリー・ザ・チルドレンが彼女の住むコノ地区に井戸をつくる前、彼女は大変で危険が伴う水汲みを行っていました。

シエラレオネで国がつくった水や衛生環境に関するシステムは、長年の内戦によって完全に破壊され、汚れた水が原因で起こる感染症の危険性が高まっていました。2002年に公式に戦争は終結したものの、その後もコノ地区は汚染された水の問題に苦しめられていました。古い井戸の中のよどんだ水は、マラリアを広める蚊のすみかとなり、マラリアはシエラレオネにおける5歳以下の子どもの死亡の40%の原因となっています。

しかし、マチルダさんがフリー・ザ・チルドレンの井戸から手に入れる水は清潔で、飲み水、料理の水、洗濯の水、その他の家事に適していました。

「清潔な水は健康にとってとても重要です。なぜなら、腸チフスのような病気は不潔な水が原因となっているからです。」と彼女は語ります。

その井戸によって恩恵を受けているのはマチルダさんの家族だけではありません。地元の学校の子どもたちや家族も清潔な水を利用できています、と彼女は言っています。

マチルダさんはフリー・ザ・チルドレンの活動に感謝しており、このプロジェクトによって希望を与えられたのです。

「フリー・ザ・チルドレンは私の人生にとってとても大切な存在です。他人を助けることの大切さを教えてくれました。」と彼女は話してくれました。

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