子どもによる子どものための国際協力団体
┏フリー・ザ・チルドレン・ジャパン━

┃FTCJ国際協力メールマガジン
┃キッズ☆キャン! 【Kids Can☆】
┗━━━━━━━━━2008.12.1


6 世界の子ども情報:
貧困から助け出された子どものストーリー



★FTCインドでは、インドの貧困のなかで暮らす子どもを救出し支援する活動を行っています。今回は、FTCインドからのレポート「助け出されたある少年の物語」を紹介します。

ラジュのものがたり

ラジュの父親は日雇い労働の大工をしていたが、家族はいつもとても貧しい生活をおくっていた。だからけんかがたえなかった。けんかの多くは肉体的に傷つけあうものだった。息子たちのラジュ(4歳)とサナタン(7歳)は両親の激しいけんかを悲しみ、心を閉ざして黙っているしかなかった。母親のおじは夫婦の喧嘩をとめようとした。でも、おじが帰るとす
ぐにまた状況は悪化した。

「おじさんは、お母さんが殺されそうになるところを何度も助けてはたくさん怪我をしたんだ」と、ラジュは語った。

ある夜、父親がけんかを始め、刃物を持ち出し母親を殺そうとしたので、近所の人たちはタラを守ろうと必至に激情する父親を家から追い出した。
7日後、父親は仲間数人と荷物を取りに家に久々に戻ってきたが、家族を見捨ててある日とうとう出て行ってしまった。その後は二度と戻ることはなかった。

こうして、ラジュの母はふたりの息子を女手ひとつで育てなければいけなくなった。しかし、母親は読み書きができず安定した職につくことができずにいた。どうにか近所の家で家事労働者としての仕事を見つけ、働き始めた。7歳の息子サナタンは工場で働き始めたが、一日働いても1食分にしかならない給料しかもらえなかった。サナタンが仕事を覚え、生計を立てられるようになることが母の夢だった。一番幼いラジュは、兄のサナタンが働き始めたので一日のほとんどは一人で家に過ごさなければいけなかった。 

あるとき、私たちFTCインドは、工場で幼いサナタンが働くところを見つけた。彼の話で、年下の弟ラジュがほとんどほったらかしになっていることが分かった。ネグレクトという虐待におかれていることが発覚したのです。私たちは彼らの家に行きラジュを私たちの施設「マクタニール」に連れて保護することにした。

ラジュは今、11歳になり学校に通って勉強しています。

※FTCJでは、FTCインドが運営する「マクタニール」子どもの家で暮らす子どもを文通を通じて支援する「インド文通プロジェクト」をスタートしました。支援先のインドの子どもと文通をして応援をしたい、という方、FTCJ事務局までご連絡ください。info@ftcj.com までインド文通希望と書いてメールください。


前へ    ⇒次へ
もくじへ
FTCJホームページはこちら
http://www.ftcj.com
(C)Free The Children Japan.
All Rights Reserved.